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4月29日(金)の夜、ケンブリッジにて
昨日、急にルームメイトが私の部屋に駆け込んできました。どうしたんだろうと思うと、 “You see my card?” 「僕のカード知らない?」 と訊いてきます。どうやらIDカードをなくしてしまったようです。 “I need it for everything.” 「何をするのにも必要なのに。。。」 そう、このIDカード、至る所で必要なのです。私たちは寮に住んでいるのですが、まず朝起きて朝食を摂りにダイニング・ルームに行くのに必要です。寮の中を往来するのに、いくつかカードを通さなければならない場所があるためです。そして朝食のみならずすべての食事の度にカードが必要です。さらに学校でプリペイド・カードとして自動販売機や図書館のコピーなどにも使えます。夜になると学校の建物に入るのにも必要です。帰ってきたら寮に入るのにも当然必要です。 こんな感じで至る所で必要なものですから、彼は本当に困り果てて、下の階にも探しに行きました。 やがて戻ってきてまた訊きます。 “You see my card?” 残念ながら見ていません。 “Did you see the dining room?” 「食堂も探した?」 “Yeah, I did but can’t find it.” 「探したけど見つからないんだよ」 彼はどこかに消えていきました。 しばらく経って彼が帰ってきました。 今度はこちらから尋ねてみました? “You’ve found your card?” 「カードは見つかった?」 “Yes! It was in my book.” 「見つかったよ!本に挟んであった」 。。。拍子抜けしました。よくあることですが。 こんなたわいのない会話も、もうすぐ終わるんですね。 ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-30 12:53
| ケネディスクールでの生活
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4月27日(水)の夜、ケンブリッジにて
今学期は木曜日、金曜日と授業は取っていないため、水曜日の夕方が最後の授業となりました。 最後の授業は、Political Philosophy 政治哲学 です。 この授業は自分の留学生活の集大成にふさわしいものでした。なぜなら、政治哲学とは、誤解を恐れずに言えば、私たちの暮らすこの世界がより良くあるために、この世界はどうあるべきかを問う学問だと考えてきたからです。 最終回は故ジョン・ロールズ。セイント・ロールズの異名をとり、20世紀最大の政治哲学者とも称される、ハーバードの元教授です。代表作は A Theory of Justice 「正義の理論」 Justice as Fairness 「公正としての正義」 日本では「正義」と言うとサンデル教授の代名詞のようになっていますが、アメリカでは正義論の本家本元はジョン・ロールズということで異論のある人はいないでしょう。実はサンデル教授の正義論は、1970年ころに出版されたロールズの A Theory of Justice への反論とも言われています。それに象徴されるように、ロールズの正義論は物議をかもしたのです。 ではなぜ物議をかもしたのでしょうか。 ある本によれば、それは当時実証主義が支配的になっていた政治学の世界において、いま一度、道徳・倫理というものの大切さを訴えた点にあるそうです。 それは彼の思想に色濃く表れています。(詳細は下記をご覧ください) その代表格は「格差原理」と呼ばれるもので、社会の根本的な原理として、最も不遇な人たちへの再分配を可能にするものであり、ある意味、これがロールズのdistributive justice (分配的正義)の真骨頂と言えるでしょう。 これは社会に生じる不平等を是正するための正義。ロールズのこの優しさこそが、多くの人の心を捕らえて離さない理由なのでしょう。 ロールズの想定した世界が、もし現実のものとなれば、世界はより暮らしやすいものになるかもしれません。そんなことを想いながら、彼はきっと政治哲学の先生になることを選んだのでしょう。 ロールズの理論、そしてその語り口への感動を心から表現した先生。先生がいかにロールズを尊敬しているかが伝わってきました。ロールズの思想は、彼が亡くなった後も、こうして志を同じくする人々によって語り継がれていくのです。 人生には浮き沈みがある。自らの努力ではどうしようもできない境遇の差がある。だからこそ、分配的正義が必要なんだよ。彼の授業はそう教えてくれます。 その先生は、チョコレートが大好きでした。毎回授業にチョコレートを持ってきます。そして授業中有意義な発言をした学生にはもちろんのこと、そうでない学生にもチョコレートを分配してくれます。そして得意げにこう言います。 「これこそ、正義なんだよ」 最後に先生はこう言いました。 “As you go beyond the Kennedy School and make an impact, if it could play a small role in your life, it would be great.” 「みんながケネディスクールを卒業し、社会で活躍するにあたって、この講義が少しでもお役に立てたなら、教師としてこれ以上の喜びはありません」(意訳) 教室中に鳴り響いた拍手が収まるまで、しばらく時間が必要でした。 (以下、ロールズの思想について私なりの解説です) ロールズは、原初状態という状態を想定し、前提条件として、 A fair system of social cooperation among free and equal, reasonable and rational citizens 「自由で平等な、かつ、不合理なことを言わない合理的な市民間における社会的協力の公平なシステム」 を想定します。この想定自体、恐らく現実的ではありません。彼自身もこれは thought experiment 「思考実験」であることを認めています。 そして彼はこう続けます。そのような状態においては、人々は「2つの正義の原則」に同意する。その2つの原理とは 第1原理:Equal Basic Liberties (基本的自由の平等) 第2原理:Fair Equality of Opportunity and Difference Principle (機会の公正な均等と、格差原理) 第1原理は、表現の自由や思想の自由といった憲法に現れるような自由・権利が平等に保障されること。第2原理は、許される不平等は、機会が均等に開かれた地位・職務に基づくものに限られること、加えて、もう1つの許される不平等は社会で最も不遇な立場に置かれている人々のためにあることを述べています。 この最後の原理が「格差原理」と呼ばれるもので、社会の根本的な原理として、最も不遇な人たちへの再分配を可能にするものであり、ある意味、これがロールズのdistributive justice (分配的正義)の真骨頂と言えるでしょう。 ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-29 12:56
| ケネディスクールでの生活
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4月27日(水)の夜、ケンブリッジにて
今日は午後から3つ立て続けに授業がありました。どれも今日で最後の授業となります。 1つめは、CNNの名物コメンテーターで、ニクソン、フォード、レーガン、クリントンと4人の大統領に仕えた著名人、David Gergen 先生の授業でした。最近はゲストスピーカーのお話が多かったのですが、最終回はもちろん、ご自分のお話。最後の15分は、ある意味1年間のハイライトでした。ご自分の経験に基づいて、様々なアドバイスをくださいました。 “The two most important assets in your life are time and energy. Especially time is precious.” 「人生において最も大切な資産は、時間とエネルギーだ。特に時間はかけがえのないものだ」 これは、30代に入ってから特に感じることです。これから先の人生は、才能や努力よりも、時間とエネルギーを何に費やすか、それで決まる。ここ数年、そういう想いが日増しに強くなっていきます。この言葉はその想いを裏づけてくれるものでもあります。 そして彼は続けます。 “Do not try to balance your life. Integrate your life. Do not compromise.” 「人生のバランスを取ろうとはしないことだ。一つにすることが重要だ。妥協してはいけない」 20代、30代となるにつれて、家族ができ、子どもができ、親の面倒をみ、というように、様々な場面でバランスを取ることが求められるようになってきます。程度の差はあれど、10代のころに比べれば、自分ひとりで自由に決められないことが増えてきます。キャリアの選択も、自分ひとりの意思では決められなくなるでしょう。そんな学生たちの心を見透かしたように、先生はこう言いました。バランスを取ろうなどと考えるべきではない。すべてはあなたの人生にかけがえのないものなのだから。 “To do this, you need to be intentional.” 「そしてそれを実現するためには、強い意志を持たなければならない」 自分の人生を自分で決めることは、簡単なことではありません。それは強い意志と実行力を伴うものでしょう。特に強い意志がなければならない。先生はそう言います。 そして最後に “As you leave the Kennedy School, remember we’re together to change the world. Your friends and colleagues will be there as your co-leaders.” 「ケネディスクールを旅立つにあたって、肝に銘じてほしいことがある。いいかい、私たちは共に世界を変えるんだ。これから先も、あなたの友人・同級生が志を同じくする者として支えてくれるのだから。」(意訳) 教室はスタンディング・オベーションに包まれたのでした。 ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-28 12:41
| ケネディスクールでの生活
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4月26日(火)の夜、ケンブリッジにて
最後の1週間、今日も1日終了。 今日は朝から夕方まで、ハーバードのロシア研究センターに顔を出していました。理由は一つ。そう、今日4月26日は、チェルノブイリ原発の事故からちょうど25年にあたるためワークショップが開催されていました。 25年前と言えば、まだ私は小学生でした。もちろん事故についてはニュースを見たはずですが、あまり記憶にありません。むしろ最近の一連の事件を経て初めて、チェルノブイリに関する様々な事実を見聞しています。聞けば聞くほど、見れば見るほど、それがいかに残酷な出来事だったのかが良くわかります。 私がこのワークショップに顔を出そうと思ったのは、もちろん福島の件がきっかけです。学生時代の専攻が物理だったものですから、福島第一原発の動向が気になって仕方がありません。私自身は、科学技術は世界を良くするものだという強い信念を持っています。しかし一方で科学技術を生かすも殺すも、すべては人。原子力はある意味その極致とも言えます。原子力工学の専門家ではありませんが、それでもこの状況を改善するために何かできることがあれば役に立ちたいと強く感じています。 会社勤めをしていると、そんなことを考える余裕はなかったでしょう。仕事に明け暮れる毎日。でもそれはおそらく普通の日常。逆に、大学を卒業した後も仕事をしていない人は、「モラトリアム」などと言われたりします。 しかしふと立ち止まって考えてみると、ことはそんなに単純ではないような気がしてきます。なぜなら、大学を卒業して仕事を始めて以来、私はいまが最も真剣に人生に向き合っているからです。誤解を恐れずに言えば、私にとってはむしろ仕事をしていた時期の方がモラトリアムでした。 その理由は明確です。人生の目的と自分が最も力を注いでいることが一致していなかったからです。いまはそうではありません。学生の身分とはいえ、人生の目的に寄り添った生き方をしています。そして福島第一原発のことについても想いを馳せ、また自らの本分についても真剣に向き合い、考えているのです。これのどこがモラトリアムでしょうか!? 私にしてみれば、自分の人生と向き合わず、目の前の仕事をこなすことばかりに明けくれていた時期、しかも必ずしも自分の人生の目的に近づいているとは言えなかった日々の方がよっぽどモラトリアムでした。 もちろん、これは極めて個人的な意見に過ぎません。みなさんそれぞれお感じになることがあろうかと思います。でも自分は、自分の留学については、ハッキリと胸を張って言えます。 これはモラトリアムではない。次のステージへ向けた着実な一歩だ と。 そう言えたなら、きっと、30代で会社を辞めて私費で留学した意味もあったというものです。 そんなことに想いを馳せる夜でした。 ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-27 11:05
| ケネディスクールでの生活
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4月25日(月)の夜、ケンブリッジにて
さて、最後の1週間も、もう1日終了してしまいました。 今日の授業は午後から。まずはCNNのコメンテーターも務めていますDavid Gergen の授業です。内容についてはこのブログでも何度かご紹介していますが、Becoming a Leader という題で、各々自分の成長を振り返ることを目的とした授業です。今日はゲストスピーカーを招いて、リンカーン元大統領の生涯に関するお話を伺いました。スピーカーの方はとてもエネルギッシュな女性で、100人程度が入る大講堂を縦横無尽に歩き回りながらお話をしてくださいました。話の内容そのものよりも、その話しぶりが印象に残りました。(こう言うと授業をちゃんと聞いてなかったみたいですが 笑) その次は「武力行使の倫理」国連改革についてディスカッションが交わされました。国際連盟設立にあたってウィルソン元大統領から提唱された、集団安全保障の概念。それまではヨーロッパ流のバランス・オブ・パワーが外交の基本コンセプトでしたから、随分と衝撃的なものでした。そしていま、集団安全保障の概念は国際連合にも取り入れられ、いまや国家の基本的権利となっています。(日本については議論の余地があります。) そしてその後は駆け足でハーバード・ビジネススクールへ。マイケル・ポーター教授による「国・地域の経済競争力に関するミクロ経済学」の授業です。基本的にこの授業はケースメソッドですので、学生のディスカッションを先生がガイドするという形式をとります。今日は何と、20回目の授業にして初めて最初にコールド・コールされました。しかも宿題にあった質問と違う質問が!今日はTechnoserveとPete’s Coffeeから来客もあり、すべてビデオ録画されるセッションだっただけに、一瞬あせりました(笑)。最後にTechnoserveの方が私の最初のコメントをinterestingだったと言って引用してくれたのはうれしかったです。 6時半には授業も終了して、帰りは日本人同級生とハーバードスクエアの近くでしゃぶしゃぶを食べました。いつもなら何ということもない日常が過ぎていきました。 しかし今日は違います。この何気ない時間がいかに貴重なものであるかを実感します。この何気ない時間こそが、幸せの源なのかもしれません。そして何気ない時間に想いを馳せられる今という時間は、もしかしたら人生の中で最高に幸せな瞬間なのかもしれません。 ルームメイトが電話で友達と話している声が聞こえてきます。その何気ない時間に想いを馳せて。 ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-26 11:09
| ケネディスクールでの生活
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4月24日(日)の夜、ケンブリッジにて
早いもので、ケネディスクールの授業もあと1週間を残すのみとなりました。文字通り、光陰矢のごとし。走り続けている間に、気づいたら最後の週です。信じられません。 たった今そのことに気付き、こうして筆を執り、じっくりと今の自分の心境について考えてみることにしました。兼好法師のごとく、つれづれなるままに、日暮硯に向かいて、心に移りゆくよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ってみたいと思います。 1年という短さはあれど、こんなにも早く学校が終わってしまうのは初めての経験です。大学生の時の1年がこれほど短く感じたかというと、そんなことはなかったように思います。どうしてなんでしょう。 その理由の一つは、きっと一生懸命だったからに違いありません。こう言うと自己正当化みたいですが(笑)、いろんな意味で、とにかく目の前のことに一生懸命だったと思います。私費で来ているのだから、あらゆるものを得て糧にして帰らないと、という自己暗示のようなプレッシャーもあったかもしれません。恥ずかしながら、自費で勉学に励んだのは初めての経験です。お金と時間のありがたみを身に染みて感じました。途上国のエリートたちのとにかくガムシャラに学ぼうというハングリー精神も、少しは体得することができたかもしれません。 一生懸命だったからと言って、授業の準備や復習にばかり時間を当てていたわけではありません。自分のしたいことはハッキリと見極めて、メリハリをつけて時間を使ってきたつもりです。もっとも、1年間の留学の、最初の1年かつ最後の1年ということもあって、まったく悔いのない過ごし方を出来たかというと、そんなこともありません。もう1年あったら、もっといろんなことが学べただろうなというのも、正直な気持ちです。 一方で、今の自分には日本に戻ってやるべきことがあるんじゃないかと感じているのも事実です。3月11日の震災以来、暮らしは大きく変わりました。数々のボランティア活動に励み、ときには授業の予習・復習もそっちのけでした。世界中の友人から温かい言葉も掛けてもらいました。仲間意識を感じました。その時以来、世界観はガラリと変わってしまいました。この時期を私がケネディスクールで過ごしていたのは、何かの暗示かもしれないと思いたくなるときがあります。ケネディスクールは Public Service (公共奉仕)の学校。いま、故郷の役に立たないで、いつ役に立てるでしょう。 1ヶ月後には卒業します。そして、このケンブリッジともお別れです。私にとっては、松山、東京に次ぐ、第3の故郷となりそうです。あと1ヶ月、やり残したことはないかな。 既に帰国後のことも考え始めています。そのための準備も始めています。やらなければいけないことは、山ほどあります。でも、最後の1ヶ月だから、敢えて自分にブレーキをかけて、やり残したことはないか、自分に問いかけたいと思います。 もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい? ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-25 11:31
| ケネディスクールでの生活
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昨日、サンデル教授を招いて震災復興に関するシンポジウムが開かれました。ハーバードの学部を中心として行われていた Relief for Japan Week というキャンペーン。その一週間を締めくくるイベントが、このシンポジウムでした。
この催しを主導したのは、ハーバードの学部4年生の女性です。私も一度ミーティングで会いましたが、さわやかな笑顔が印象的な女性でした。彼女は、福島で生まれ、仙台で育ったそうです。故郷を離れて何もできないことのもどかしさが、彼女を突き動かしました。 さて、サンデル教授。 私自身は、遠くからではありましたが、初めて直接拝見しました。 終始アイコンタクトを欠かさない姿勢と、東海岸のインテリには珍しいくらいゆっくりとした口調で慎重に言葉を選ぶ姿が印象的でした。 講演の内容自体は、恐らくはNHKで放送されたものであまり変わらなかったでしょう。 この震災をきっかけに、世界的な共同体意識は生じうるか?というものです。 これは容易なことではありません。2010年にはハイチで大地震がありました。20万人以上の死傷者を出しました。もちろん死傷者の数で比較しようという訳ではありません。しかし、私たち日本人の、一体どれだけの人がハイチの被災者の方々に想いを馳せたでしょうか?恥ずかしながら、私はほとんど気にかけていませんでした。 私自身は、世界的な共同体意識が生じるというよりも、従来の地理的条件に拘束された共同体が、インターネットや通信環境の発展によって、その制約から解き放たれ、世界中で同様の関心を持つ人たちの共同体を形成しつつあるのではないかと思います。 みなさんはどうお考えになるでしょうか。 ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-24 10:05
| ケネディスクールでの学び
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今日もうちの近くの風景をご紹介します。
2月下旬です。 まずは教会 ![]() その向かい側にはこんなものが。 ![]() ![]() これは近くの公園です。 ![]() ハーバードスクエア周辺 ![]() ![]() ![]() 行きつけの Au Bon Pain ![]() そして家に帰る途中 ![]() ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-23 13:52
| ケネディスクールでの生活
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2月下旬ころ、少し暖かくなったハーバードでは雪解けが始まっていました。
![]() ![]() ![]() こちらは夜の風景です。ご近所さんです。 ![]() ![]() ![]() こちらが私の住んでいる場所。 ![]() 中にはこんなものが。 ![]() そして、、、 ![]() 日本のトトロはこちらでも知られています。 (つづく) ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-22 12:33
| ケネディスクールでの生活
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先日、ビジネススクールの授業に、現ソウル市長がいらっしゃいました。その授業はこのブログでも再三紹介していますマイケル・ポーター教授の授業で、国・地域の経済競争力を高めるための施策を学ぶというものです。
非常に印象的でした。 まずは、その政策です。 彼は「デザイン」を掲げてソウル市長に立候補したのだそうです。例えばコンテンツに力を入れる。K-POPや映画、ファッションといったソフトパワーにあたるもの。そうしたものが集まる場所を作ります。さらにはテクノロジー×アートという視点で産業を活性化し、1人当たりGDPの改善による生活水準の向上を狙います。 このような政策は概して短期的な成果が未知数ですし、なかなか数字に表れません。したがって選挙でこのようなことを主張することは、あまり得策ではないはずです。しかし彼は僅差とは言え選挙に打ち勝ち、自らの政策を実行しています。まさに若者視点で未来志向のリーダーだと思います。 次に、その態度です。 授業はもちろん英語で行われます。その場所に学びに来ようという気持ちがまず素晴らしいと思いました。もちろん、ハーバードビジネススクールの学生に将来ソウルに投資してほしいという気持ちもあるかもしれません。でもそのようなセールスマンとしての仕事も大事な仕事です。日本の政治家の方々にもそうなってほしいと思います。 更に素晴らしいのは、彼が英語でスピーチをしたということです。原稿はあらかじめ作ってあったように見えましたが、それでも極力皆の方を見て話していました。 日本のリーダーの方々にもぜひ、ソウル市長のようなグローバルな視野で活躍して頂きたいと思います。 ■
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by shinya_fujimura
| 2011-04-21 12:09
| ケネディスクールでの学び
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