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最近、つとに感じることがあります。
それは、いまこの時間は自分のこれからの人生にとってかけがえのないものであること。 そしてそれこそが、いまの自分に必要なものであるということです。 中には10代20代のうちに自分の天命というか天職を見つけられる人もいるでしょう。でもそうではない人もきっと多いはずです。高校生、大学生のころに一生懸命考えた。自分が何をしたいのか、考えた。でも気付いてみたら、目の前のことで精一杯になっていて、毎日馬車馬のように働いて、気づいたら土日で。自らを振り返ることなく数年が過ぎさり、いつの間にか人生を刻んでいた。そんな人も多いのではないでしょうか。 きっと自分も例外ではないと思います。大学に入学したばかりのころ自分が思い描いていた将来の仕事は、宇宙に関わる仕事。そのために理系に進み、物理学を学びました。しかしふと気づいたら、経営コンサルティングの仕事をしていました。 それはある意味、理性的選択だったかもしれません。将来のためにはこんな仕事をしておいた方が良いだろう、そんな漠然とした感覚に基づいた判断だったように思います。そうした決断を経て、日々忙殺される中で、次第に自分の「感性」に尋ねることが少なくなっていったのかもしれません。 いまこの時間は、そんな自分を忘れさせてくれます。理性よりも感性が前のめりに顔を出してきます。科学・技術が与えてくれる夢と希望を心の底から実感できます。それはあたかも、大学時代に科学のいろはを教わったときのような感動です。 ただあの頃と違うのは 社会を経験してきたということ。目の前には厳とした抵抗しがたい現実が存在し、その壁を打ち破るのは並大抵の努力ではできないということ。自分の信じる道があれば、他人(ひと)の信じる道があり、そんな私たちがこの世界を構成しているということ。そしてその世界を少しでも暮らしやすい世の中にしていくために、厳然たる現実を認識しつつ、揺るぎない信念を貫いていく生き方を、多少なりとも身につけられたということ。 そうした経験があるからこそ、「感性」に尋ねてもきっと間違うことはないだろう。最近ようやく、そう思えるようになってきました。 30代で留学することの意味 その答えの一つは、そんなところにあるのかもしれません。
by shinya_fujimura
| 2011-02-10 11:47
| ケネディスクールでの生活
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