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元外務事務次官、薮中三十二氏の書かれた「国家の命運」を読了しました。
第一の印象は、 意外と、外資系コンサルと共通点があるな というものです。 当然と言えば当然かもしれません。 筆者はアメリカとの交渉を担ってこられた方。 アメリカ系経営コンサルで重視されている方法論と、 筆者が経験上学んだ対米交渉術に共通点があるのは、 さほど不思議ではありません。 それはまず第一章に表れました。 「表現とプレゼンの重要性」という小見出しで始まる一節。 内容が同じだとしても、表現が違えば内容も異なると思われます。 特に日本人とアメリカ人がコミュニケーションする際にはその差が際立ちます。 過去の私も含め、ほとんどの日本人はその違いを知りません。 薮中氏が指摘するように、対米交渉における表現とプレゼンのポイントは、 「問題を認め、その上で、対策は大胆に、かつ目標は明確に」 日本では無謬性と言いますか、過去の間違いを認めたくない傾向があり、 「すでに取り組んでいるがなかなか解決は難しい」 というようなトーンで話をすることが少なくありません。 しかし、それが問題を先送りしてしまいます。 一般的傾向として、アメリカ人はそのようなコミュニケーションが好きではないようです。 アメリカ人との交渉機会が多い方は、特に心しておきたいことではないでしょうか。 (つづく)
by shinya_fujimura
| 2010-12-27 20:10
| 多事奏論
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