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ボストン留学記


ケネディスクール留学を終えた筆者が新しい挑戦を始めます。
by shinya_fujimura
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第46号 日本人とアメリカ人 何が違うだろう? その4

私が小学生のころ、国語の授業といえば、「読み」「書き」が中心でした。
「話す」「聞く」訓練をした記憶はほとんどありません。
一方アメリカでは、自分の考えを伝える力、表現する力を小さいころから教育されると聞きます。
日本に比べて、「読み」「書き」よりも「話す」「聞く」に重心があると言えるかもしれません。

もちろん、最近は日本の教育でもプレゼンテーションというものが重視され始めたように聞きます。
しかし、日本とアメリカでは、根本的な違いがあるように思います。

もっとも大きいのは、文化の多様性

日本の場合、小学校の同じクラスに外国人がいることはほとんどないでしょう。だから、みんな大体考えることは同じ。価値観も同じ。話さなくてもわかる。言わずが花と言ったりもします。
ところがアメリカをはじめ、諸外国ではそうではない国が多々あります。

そうなると、どういう違いが生まれるでしょうか?

もっとも大きな違いは、異文化コミュニケーション(どこかの英会話学校みたいですが)に必要とされる説明力の優劣でしょう。
異なる価値観やバックグランドを持った人と話をし、心を通わせるのは容易ではありません。日本では、そのような能力を鍛える機会に乏しい。

また、もうひとつ大きいのは、漢字の存在

常用漢字は2,000字もあります。この漢字をマスターするだけで、義務教育の限られた時間の多くを費やさなくてはなりません。もちろん、「読む」「書く」が中心にならざるを得ない。

この2つの違いが、コミュニケーションのあり方のみならず、仕事の進め方に至るまで、大きな違いを生み出しているのではないかと思うのです。次回以降、もう少し詳細に解説させてください。
(つづく)

(本記事に関するコメント、ご質問は大歓迎です!)

by shinya_fujimura | 2010-04-27 23:30 | 多事奏論
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