ボストン留学記


ケネディスクール留学を終えた筆者が新しい挑戦を始めます。
by shinya_fujimura
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なぜ、日本企業はアフリカに進出しないのか?~素人的・一般的つぶやき~

ひょんなことから、アフリカ関係のビジネスを調べることになりました。
と言っても、自分がアフリカに行ってビジネスをするわけではありません
自分はアフリカについて詳しいわけでもないし、行ったこともありません。
なので、以下の文章はただの素人の感想と思って読んで頂きたいと思います。

最近よく耳にするのは、欧州企業はもとより、中国企業や韓国企業のアフリカ進出が目覚ましいということです。日本企業の名前は味の素や商社など、一部を除いてあまり聞こえてきません。そこで月並みですが、冒頭にあげたような、なぜ日本企業はアフリカに進出しないのか?という疑問がわいてきました。

そんなことを考えているうちに、ロンドンやボストンにいたときに感じたことを思い出しました。

そう言えば、イギリス人って、アジアよりもアフリカに興味あったような。
アメリカ人って、アジアよりもラテンアメリカに興味あったような


これはあくまで相対感です。日本人のアフリカに対する関心よりも、イギリス人のアフリカに対する関心の方が強い、また、日本人のアフリカに対する関心よりも、アメリカ人のラテンアメリカに対する関心の方が強い、そう感じました。

また、イギリス人のアフリカに対する関心、アメリカ人のラテンアメリカに対する関心の度合いは、日本人のアジア(特に東~東南アジア)に対する関心の度合いと似ているのではないだろうか、そんな気がしていました。

まとめると、物理的距離と心理的距離は比例する ということです。

では、もし物理的距離を乗り越えて心理的距離を縮めるものがあるとすれば、どんな要因が挙げられるでしょう。

一つはニーズ。現実的要請に基づいて興味・関心を持たざるを得ないケース。

日本企業にニーズはないのでしょうか。
もちろん、中国やインドといった身近な大市場がまだまだ未開拓だからという理由はありそうです。
アフリカは50以上の国がある上に、大陸全体でも人口は10億人弱。
なかなかニーズも感じにくいのかもしれません。

もう一つはフロンティア・スピリット

常に新しい市場を開拓し続けるという企業カルチャー。
現在の中国企業や韓国企業は、これかもしれません。

そして必要条件として、余裕

やはり経済的余裕がなければ、すぐに結果が出るかもわからない場所に投資はできないでしょう。サムスンは好例かもしれません。好業績が新しい挑戦を後押ししている面もありそうです。

でも余裕はあくまで必要条件。余裕があったからといって取り組むとも限りません。そうすると、差し迫った現実的要請がないときには、

アフリカは最後のフロンティア

かもしれない、そう考えると、自分もフロンティア・スピリットを持って取り組もうという気になってきました。がんばります!
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by shinya_fujimura | 2011-06-30 10:04 | 多事奏論

日本はグローバルエリートを輩出できない?

今週の東洋経済は、ズバリ「グローバルエリートを育成せよ
対象は主として大学教育だ。

記事はまず、米国ビジネススクールに関する記述から始まる。
必ずしもビジネススクールにフォーカスする必要はないのだろうけれど、そこはやはり経済誌。読者層を考えても、ビジネススクールから入るのは妥当だろう。

ハーバードでお世話になったビジネススクールの竹内教授のコメントも入っている。
打ち上げでお宅にお邪魔した時におっしゃっていた、ハーバードビジネススクールの厳しさとスタッフの充実度について語っている。

そして次のページがこれ。
米国のエリート大学はおカネの管理も超一流

以前、こちらの記事でも少し書いたのだけれど、米国トップスクールは経営も一流だと思う。
http://shinyahks.exblog.jp/12868605/

東洋経済の記事によれば、なんと、ハーバードの基金が275.5億ドル、日本円にして2.2兆円(1ドル=80円で換算)である。対する日本勢は慶応が417億円、東大が131億円。ちなみに東大は基金を増やしてくれる人を募集しているようだ。

これだけ基金の差があれば、大学運営の自由度に大きな差が出るのも当然だ。特にアメリカの優秀な教授陣は高い年俸を払わないと来てくれない。教授陣だって会社員と同じ。給料の交渉をして、高いところに移っていく傾向があるらしい。

たかがおカネ、されどおカネ

優秀な教授陣をそろえるのみならず、著名人をスピーカーや研究員として招くのだって、おカネが必要だ。最新の教育を施すための研究資金だって必要だろう。

日本の大学はそのような視点に乏しいのかもしれない。日本国内の競争ではそれでも良かったかもしれないが、教育のグローバル競争が本格化してきた今、はたして。

日本の大学も、変革が迫られている。
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by shinya_fujimura | 2011-06-29 09:47 | 人づくり試論

書評② グローバル人材の、ひとつの形:「日本男児」長友祐都著


インテル長友祐都選手の「日本男児」を読んでいる。
この本が、また熱い。
長友選手がいかに真摯な人間で、上を目指す強い情熱をもった人物であるかが伝わってくる。目次には、四字熟語が並んでいる。

初志貫徹
一期一会
一意専心
切磋琢磨
、、、

どれも日本人ならウンウンそうだよね、と頷かずにはいられない、立派な四字熟語ばかりだ。これぞまさに「日本男児の魂」「大和魂」と言わんばかりだ。このような「和魂」の人物が世界一の名門クラブでプレーしているということは、日本人として非常に誇らしいことだと思う。

最近周囲でグローバル人材に関する議論をよく聞く。様々な意見がある。ある人は英語はパスポートのようなものだと言う。それがないとそもそもその世界に入っていけないというのだ。

またある人は、日本人としてのアイデンティティを確立する必要があるという。曰く、「グローバル・アイデンティティ」などというものはない、と。そういった観点からすれば、まさに長友選手は日本初グローバル人材の好例かもしれない。(決して長友選手が語学に長けていないと言っているのではないので誤解なきよう)

日本人が世界に挑戦する上で、自己の日本人としての価値観・倫理観、信念といったものを拠り所にするのは一つの常とう手段なのかもしれない


そんな長友選手のことが私は好きだし、尊敬している。

一方、この本には若干の物足りなさを感じた。

全編を通じて、同じトーンなのだ。

初志貫徹に始まり、とにかく自らを律し努力し、がんばってきた誠実な長友選手の人柄がよく伝わってくる一方で、それ以外の長友選手の一面が見えてこない。250ページもの文章が一つのテーマでくくられており、ややもすれば読み飛ばしてしまう。

次回作は、また一味違った長友像を期待したい。
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by shinya_fujimura | 2011-06-28 10:00 | 多事奏論

今週のEconomist ~日本はどう伝えられたか~

おはようございます。月曜日の朝、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、英週刊誌Economist今週号の内容についてお届けしたいと思います。

今週号のEconomist、日本関連の記事は2つありました。

1つめは、「日本のエネルギー危機
当然ながら、話題は原子力発電所です。来年3月までに日本国内にあるすべての原子力発電所が停止する可能性を指摘していますが特に今号では、関西の問題を取り上げています。
関西電力の電力消費15%カット要求と、それに反発する橋本大阪府知事を中心とする関西の知事の方々との争いが報道されています。

その中では「この夏5%エネルギー消費が削減されると、今年の関西の経済成長率0.5%は消えて吹っ飛ぶだろう」という関西社会経済研究所の報告を紹介するとともに、同研究所の最大の寄付者は関西電力であることに触れたうえで、同研究所の予測は ”lobbying tactics” かもしれないということも述べています。

もう1つは日本の起業家たちによる改革要求とそれへの抵抗についてです。

その代表格は孫さん。休耕田の1/5で太陽光発電50ギガワット(東電のピーク容量と同じ)が可能と言ったことに対し、不快感を示している年輩層がいることに触れています。

その次は三木谷さん。経団連脱退についての報道です。

そして最後は当然、堀江さん。記事の写真はこの人、しかもあの”Go to jail” Tシャツを着た姿が映し出されています。しかしさすがにその下にある会社名までは表示していませんでした。

以上2つの動きに共通しているのは、「混乱」そして「不信感」ではないでしょうか。いまの日本を共通するキーワードかもしれません。
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by shinya_fujimura | 2011-06-27 10:34 | 多事奏論

「オヤジ」論 ~続・書評「君がオヤジになる前に」堀江貴文著~

昨日このブログに、ホリエモンの「君がオヤジになる前に」の書評を書いた。
そしたら昨日、我が友人からこんなコメントが入った。

「そんなこと言わずにオヤジになって下さいよ。オヤジになって迷った若者を導くのも重要な仕事です。」

一瞬、ドキッとした。
いつしかの会話が頭をよぎった。

「男は夢と希望を持っている。十代のころは、自分は何でもできる。何にでもなれると思っている。ところが二十代、三十代になるにつれ、少しずつ自分の可能性が狭まってくるように感じる。事実、職業選択の自由は狭まって、出来る仕事の範囲にも限界が見え始める。でもある意味、それは悪い事じゃない。夢の形が変わるだけなんだ。その夢とは、家族を守ることだ」

こんな話を友人としたことがあった。

ホリエモンの言う「オヤジ」とは、年齢的なものではない。それは、

“あらゆること―――家族との向き合い方や仕事への接し方、服装や体型に至るまで―――を、より良き方向へ改善しようとすることを放棄してしまった者たちへの表現だ”

ということらしい。
「突拍子もないプランをぶち上げて、それを実現するためにすべてを犠牲にして突っ走ってやる(同書より引用)」
ということまでは、要求していないのかもしれない。
あるいは、その「プラン」の対象が家族との向き合い方や服装、体型であっても良いのかもしれない。
だからそれは決して100%家族愛に目覚めた男を非難するものではないのかもしれない。

私のような30代半ばに差し掛かりつつある人間にとって、周囲はこの分岐点で悩んでいる友人であふれている。そのような男たちに対して、ホリエモンの同書は適切なメッセージとなりうるのだろうか。

その答えは、自分の受け止め方次第なのかもしれない。
私自身は適切な時期に適切なメッセージを受け取ったように感じた。
しかし、それをどう受け止めるかは人それぞれ。
自分自身も適切なメッセージを発信できるよう、心がけよう。
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by shinya_fujimura | 2011-06-26 22:43 | 多事奏論

書評① 独立独歩生きていきたい君へのアドバイス:「君がオヤジになる前に」(ホリエモン著)

ホリエモンが、ついに収監された。
収監されたとき、彼は奇妙なTシャツに身をまとっていた。

Go to jail. (刑務所へ行きやがれ)

自分が行くはずなのに、変な話だ。
しかしよく見ると、その下に名だたる企業の名前が書いてある。
それも1社や2社ではない。
「罪があるのは自分だけではない」
そう言いたかったのだろうか。

「君がオヤジになる前に」

この本は、著者が25歳、28歳、32歳、35歳の君へ 
という形で持論を展開している。
最後は 38歳の僕へ
という展開だ。

私は格段ホリエモンファンという訳でもないのだが、いまこうして、まがりなりとも独立独歩生きていこうとしている私にとっては、様々なアドバイスが含まれていた。

「人生で起きる成功を、あと数年でやり遂げてみせる!くらいの気持ちになった方がいい」
「起業はスピーディーなバカほど成功するのだ」

とにかく動きまわった方が良い。考えるのは二の次だ。
しかし、考えなくて良いのではない。走りながら考えるのだ。

「恐怖を取り払うのは思考しかない。これ以上、手は尽くせないというところまで準備できているのなら、恐怖感は薄れていくだろう。人間の恐怖の大半は情報不足が原因だ」

考えるということは、何も答えを見つけるためだけにするのではない。
「恐怖を取り払う」
まさにこの目的が大きい。考え抜いたからこそ、程よい自信も芽生え、目の前の困難に自然体で挑戦できるのかもしれない。

もっとも共感したのは、次の2つ。

突拍子もないプランをぶち上げて、それを実現するためにすべてを犠牲にして突っ走ってやる!という、ドラマの主人公みたいな人が、いなくなってしまった
若者を面白がらせるジイさんになりたい

これぞまさに、「オヤジ」にならないということではないだろうか。

「オヤジ」にならないよう、人生を突っ走ろう。
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by shinya_fujimura | 2011-06-25 20:05 | 多事奏論

番外編:ウクライナの旅⑩ 〜キエフ最終日〜

向こうから歩いてくる黒装束に身をまとった人物は、ロシア正教の牧師さんでしょうか。

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先ほど通った大聖堂の方を見渡します。

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さらに歩を進め、、、
改装中の聖堂に行きあたりました。

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ドニエプル川がきれいです。

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途中からこんな回廊が。

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ながーい回廊を抜けて出てくると、そこは観光客の人だかり。

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さあ、引き返します。

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街中にもこんな建物

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キエフ市内に戻り、目抜き通りとも言われる石畳の坂を上ってみました。



坂を上がりきったところにある聖堂

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そして再び、夜のキエフ都心

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その後ホテルに戻り休憩した後、午前3時に起床。空港に向かいます。
いよいよウクライナを発ちます。朝の空港

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ボストンに戻りました。
空港でWiFiに接続すると、、、

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また日本への寄付の画面が。ありがたい限りです。

そして家路に

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お疲れ様でした!

ウクライナ紀行
~THE END~
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by shinya_fujimura | 2011-06-24 11:49 | ウクライナ紀行

番外編:ウクライナの旅⑨ 〜キエフの大聖堂〜

キエフには世界遺産的な大聖堂がたくさんあります。
ウクライナ滞在最終日は、それらの大聖堂が集まっている場所を歩くことにしました。

川の向こうに見える、あの大聖堂を目指して橋を渡ります。

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だいぶ見えてきました。

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ウクライナの歴史は、ロシアやポーランド、リトアニアといった大国による征服との闘いの歴史。鎮魂碑が至る所に見られます。

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そして遂に大聖堂に着きます。

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この辺りは一種の街のようになっています。

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次回はあの扉をくぐって、その先へ。
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by shinya_fujimura | 2011-06-23 18:24 | ウクライナ紀行

番外編:ウクライナの旅⑧ 〜キエフの夜景〜

チェルノブイリから帰ってきた後、さっそくキエフを代表するピザ屋さんに行ってみます。
おいしそう

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ここから都心部に向かって歩いてみます。
夜景をお楽しみください。

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by shinya_fujimura | 2011-06-22 09:41 | ウクライナ紀行

番外編:ウクライナの旅⑦ 〜チェルノブイリ4号機〜

そして遂に、事故を起こした4号機のそばに来ました。

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さすがにツアー参加者は、中には入れてもらえません。

てっぺんはこんな感じになっています。

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石棺のあたり

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やはりこのあたりは放射能レベルが上がっています。
約3マイクロシーベルト/時間



ただ、これは最も高い値という訳ではありません。
例えば地面に近い植物にかざすと、11マイクロシーベルト/時間という場所もありました。
かなりの高レベルです。
実際、25年経った今でも、作業員の方々は毎日働きに来ているわけではありません。
原発の近くに住んでいるわけでもありません。

そばにある建物で、4号機の構造を説明してもらいました。

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この後、作業員の方々が食事をとる社食でお昼ご飯を食べた後、帰途につきました。
途中、他の原子炉が見えます。

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帰りに放射能検査を行います。
こんな機械を、、、

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こうやって使います。
 


さらにもう一度、居住禁止区域を出るときにも放射能検査があります。

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ようやくキエフ市内に帰ってきました。

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感想



ほっと一息

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あっという間に飲み干す

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by shinya_fujimura | 2011-06-21 09:41 | ウクライナ紀行