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昨日NHKで、カメルーン代表のエース、エトーに関する特集を放送していた。
エトーはカメルーンの中でも貧困地域の生まれ。サッカーの才能は類稀なるものがあったものの、抜け出すことのできない貧困の中で自暴自棄になることもあったそうだ。 そんな少年エトーに希望を与えてくれたのが、1990年イタリアW杯でカメルーンをベスト8に導いたロジェ・ミラ。当時38歳の活躍は世界を魅了した。そんな彼の活躍はエトーに「希望を与えてくれた」そうだ。エトーは言う。「希望があるから、俺たちは生きていける」 エトーにとって、サッカーはただのスポーツではない。サッカーは「義務」なのだそうだ。義務を果たすことによって、家族を幸せにし、アフリカの人々に希望を与える。社会に、国に、貢献する。そんな彼の強い責任感と誇りが伝わってくる。 アフリカの人々にとっても、サッカーはただのスポーツではない。それは人種差別との戦いでもある。あるときエトーは試合中に観客から人種差別を受けた。それに対してエトーは抗議し、ピッチから退場しようとする。人種差別を受けても彼ほど公然と抗議した選手は恐らくいない。そんな彼に対して相手チームに所属していた黒人選手がこう言ったという。 「お前は勇敢だ。オレはお前に人種差別の状況を変えてほしい。そのためには(ピッチを去るのではなく)ゴールを決めることだ。ここにいる他の選手たちよりも黒人が強いことを証明しろ」 エトーは財団を設立し社会貢献活動を行っている。そのエトー財団の支援を受けてマジョルカでプレーしている青年に対し、こんな言葉を送っている。 「一人前の男になるためには、たくさんゴールを決めろ。得点王になれ。白人の中でゴールを決めることは価値がある」 ゴールを決めることが、エトーにとっては人種差別との戦いでもある。アフリカの人々の希望でもある。相手にとって不足なし。さあ、いざ出陣だ! (本記事に関するコメント、ご質問は大歓迎です!)
by shinya_fujimura
| 2010-06-14 22:23
| スポーツ
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